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グラフィックパターン

更新日:9月18日

ロゴはあるけれど...


会社を設立したり新製品を市場に投入する際、社名や製品名をロゴにして、Webサイトやパンフレット、名刺等の様々なメディアに展開するのは当たり前になっています。


ロゴを一貫して使い続けていれば、製品やサービスが提供する価値やユーザー体験、あるいはサスティナビリティ活動で培われる会社の評判などがロゴと結びつき、強いブランドに育っていく... このようにお考えの方も多いでしょう。確かにその通りなのですが、様々な企業や製品のロゴが溢れている現代社会では、ロゴだけでは、どこかの他企業や他製品に似てしまうということも避けられず、ロゴとブランド価値の結びつきも進みにくくなっています。


ロゴはあるけれど、ブランドの一貫性が今一つ見えない、ブランドイメージが明確にならない... こんな「もやもや」を感じている方も多いのではないでしょうか。


ロゴを引き立てる名脇役


ロゴの基本形状は変えずに、ロゴを引き立てる図形やシルエットなどを一定のパターンで組み合わせる手法が、じわじわ普及しています。


呼び方は、「グラフィックモチーフ」や「コーポレートパターン」など、様々。形状やブランドのストーリーに関連付けた固有名詞を付けている場合も多く見られます。ここでは、ひとまず「グラフィックパターン」と呼ぶことにします。


当社ロゴのワードマークは、社名と同名のヒューマニスト・サンセリフ書体 "Agilita" を使ったシンプルなデザインで、クリーンでプロフェッショナルな印象を狙っています。

AGILITA のワードマーク

よく見ると細部の形状に特徴的なキャラクターがあるのですが、それに気づくのはプロのデザイナーだけ。誰もが分かる特長が欲しい所ですが、文字そのものの形状に手を加えていくと、いびつで扱いにくいエレメントになりかねません。


そこで生まれたのが連続したドットで構成されるグラフィックパターンです。正確なテンポで音程の上下を繰り返すアジリタの歌唱をヒントに、音符を極限まで簡略化したドットを基本形状とし、一貫した角度と間隔で配置しました。

ワードマークとグラフィックパターンを組み合わせたものを当社のロゴとしていますが、グラフィックパターンはこの形と大きさでなければならないと決めている訳ではありません。より多く繰り返して仕切り線のように使ったり、一定の周期で反転させるなど、基本形を保ちながら様々なバリエーションを展開するのが前提のデザインです。



クラシック音楽の展開部やジャズのアドリブのように、基本形を保ちながら世界を広げていくには、遊び心も必要です。


貴社のロゴでも遊んでみませんか?


貴社では、どんなロゴをお使いでしょうか?


シンプルな文字だけのロゴをお使いの場合は、たとえば以下のようなヒントから様々なアイデアを広げることができます。


  • 創業当時に使われていた家紋や焼き印(まさに「ブランド」の語源)

  • かつてのモノづくりに欠かせなかった象徴的な工具の形

  • 会社のパーパスやビジョン

  • 従業員から愛されているオフィスの置き物


図形的な特徴を含む少し複雑なロゴをお使いの場合には、その特徴的な箇所こそ、格好の題材になります。


いずれの場合も、構えず、遊び心を持っていつものロゴや会社・製品を見直してみることから始めてみませんか?


まずは無料の壁打ちから


たとえご用命につながらなかったとしても、貴社のロゴを眺めながらエピソードをお聴きして、ロゴをどう料理するかをとことん広げて考えてみたい! これが正直な気持ちです。なので、初めてお会いしてから3時間までのご相談は無料です。運が良ければ、その場で基本的なモチーフは決まってしまうかも?


モチーフが決まったとしても、実際のビジネスで使えるようにするには、プロフェッショナルな仕上げやルールの策定も必要です。モチーフによっては、仕上げやルール作りの難易度が高い場合もあります。お勧めの契約形態は、趣旨や進め方の基本ルールなどを業務委託基本契約の形で締結しておき、具体的な作業内容はステップ by ステップで区切りながら見通しを立て、覚書で確認しながら進めていくという形です。


まずはご相談から。お気軽にお声がけください。



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